ICT関連の技術基盤が成熟してきた近年、公共性の高い情報を再利用可能な形で開発者に公開するという「オープンデータ」へ向けた取り組みは、全世界的な潮流となっています。2012年のオリンピック・パラリンピックでは、ロンドン市交通局のオープンデータ化が多様な来訪者へのサービス向上に貢献したことは、広く知られるところとなりました。2016年のリオデジャネイロでも、様々な公共交通データが同様にオープンデータ化されています。
特に世界一複雑とも言われる公共交通網を持つ東京においては、2020年にオリンピック・パラリンピックの開催を控え、公共交通データのオープンデータ化は、国内外からの期待を集めています。公共交通オープンデータ協議会は、公共交通データのオープンな流通のために、東京に関係する主たる公共交通事業者およびICT事業者とともに立ち上げた産官学連携の協議会です。現在、合計56の組織が参画しています。
「東京公共交通オープンデータチャレンジ」は、東京の公共交通データのオープンデータ化の足がかりとして、多数の公共交通事業者の協力の下で開催したものです。このチャレンジは、JR東日本、東京メトロ、東京都交通局をはじめ、計22社局の鉄道、バス、航空事業者のデータが公開される、日本ではかつてない規模の公共交通分野のオープンデータコンテストとなりました。時刻表等の静的データだけでなく、在線情報やバスロケーションのデータといった動的データも多数公開され、大変注目度の高いコンテストとなりました。約3ヶ月間という短めの応募期間であったにもかかわらず、海外からの参加も含め、約800件の参加申し込み、ならびに、約100件のアプリケーション、アイデアの応募を頂きました。多数の優秀な作品があり、選定は困難を極めましたが、審査会での議論の末、入賞作品9点および複数の協賛組織からの特別賞受賞作品を選定しました。
独創性に富む多数の作品をご応募頂いた開発者の皆様、また交通事業者の皆様をはじめ今回のコンテストにご協力を頂きました皆様に、厚く御礼申し上げます。今後とも、公共交通関連のオープンデータ化に向けて活動してまいりますので、皆様方のご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
公共交通オープンデータ協議会会長
INIAD 東洋大学情報連携学部 学部長
坂村 健
坂村 健 氏
公共交通オープンデータ協議会 会長、
INIAD(東洋大学情報連携学部)学部長
「東京」の公共交通の特徴の一つとして、公営の交通機関と、多数の民間事業者が運営する交通機関が、相互に複雑に乗り入れていることが挙げられます。多くの交通事業者が、動的データを含む自社の交通機関の情報を各自のWebサイトやアプリケーション等を通じて提供していますが、「果たしてそれだけで十分なのか」という問いかけを行ったのが、「Tokyo Trains」です。この作品は、チャレンジで公開されたデータを活用し、東京に乗り入れるあらゆる鉄道の情報を1つのアプリで閲覧できるというものです。利用者が「公共交通オープンデータ」に何を期待しているのかを端的に示した本作品を、最優秀賞に選びました。
また今回のチャレンジでは、交通機関の状況を可視化する作品も、多数寄せられました。このジャンルの作品の中からは、特に技術的な完成度が高いものとして、電車とバスの運行状況を3Dで表示する「HEAVY 4D TOKYO」を、準最優秀賞としています。
優秀賞には、公共交通オープンデータの意義に示唆を与える、次の4作品を選びました。「Suiっ都くん」は、車椅子利用者の方の鉄道利用を支援するためのアプリです。私は以前より、交通弱者を助けることはオープンデータの重要な役割だと考えて おり、その取り組みを高く評価したいと思います。「トイレファースト」は、バス路線沿いの公共トイレを探すためのアプリです。機能もさることながら、様々な公共施設のデータのオープンデータ化も進められており、それらとのマッシュアップの可能性を示唆している点も評価しました。「Conveyal TAUI: Tokyo ODPT」は、2020年に東京に訪れた訪日外国人観光客が直面するであろう、宿泊施設や競技場へのアクセスを支援するWebサイトです。技術的な完成度も高く、このような作品が海外の応募者から寄せられたことは注目に値します。最後に「トーキョーラインズ」は、公共交通データを閲覧するために特化した、独創的なUXを提示するアプリです。オープンデータを通じて、新しいアイデアが生まれる典型例だと言えるでしょう。
このほか審査員特別賞には、公共交通オープンデータの新しい使い方を提案した「最寄り駅AR表示アプリ」「遅延報告書ボット」「Spotifyと駅間所要時間を組み合わせた音楽・広告配信サービス」の3作品が、それぞれ選ばれました。
今回の「東京公共交通オープンデータチャレンジ」には、多数の示唆に富む作品、技術的な完成度が高い作品が寄せられました。東京の公共交通データのオープン化が、未来の東京における移動の円滑化に貢献するのみならず、様々なイノベーションの源泉となることを期待しています。
村尾 公一 氏
東京地下鉄株式会社 常務取締役
今回のコンテストは、多くの交通モードの事業者の参画によって行われました。弊社では、4年前に、東京メトロに成って10年の節目を記念して、オープンデータ・アプリケーションコンテストを行いましたが、オープンにされたのは、弊社のデータのみでした。今回の試みは、多数の交通事業者のデータがオープンにされ、正に隔世の感が有ります。その意味で、如何に公開されたデータを効果的に使ったかを主眼として私は審査致しました。また、東京地下鉄特別賞は、弊社の主要課題であるホームドアの設置やバリアフリー、更に地下を走る特性、多くの鉄道とも相互乗り入れを行って居る等の特質に鑑みて審査致しました。素晴らしいアプリが多数あり、審査は困難を極めましたが、何とか心を鬼にして絞り込ませて頂きました。応募頂いた多くの方々の御努力に改めて敬意を表すると共に、心より感謝申し上げます。今後、此のコンテストが契機となり、都市交通の利便性が増して多くのお客様に快適に御利用頂けるよう各事業者の連携が強化されることを願って止みません。弊社と致しましても、この課題に全力で取り組んで参ります。
久原 京子 氏
東京都 理事(ICT戦略担当)
東京公共交通オープンデータチャレンジに、国内外から多数のご応募をいただき、ありがとうございました。
素晴らしいアイデアと高い技術、そして意欲に溢れた作品群に感服致しました。
今回の応募においては、交通情報を表示するのみならず、観光スポットとのマッチング、トイレ案内等、交通機関利用者の目線で様々なニーズをとらえた作品が数多くみられました。
2020年にオリンピック・パラリンピックを控える東京都にとって、こうした作品が、今、このコンテストを通じて生み出されていることは、うれしい限りです。
東京を歩き慣れていない人、外国人旅行者などが、思わず使ってみたくなるような作品を選ばせていただきました。
2020年までには、公共交通データのオープン化が進み、それを活用した有益なアプリ等が多数出現していることを期待しています。そして、2020年には、そのアプリ等を使って、誰もが快適に移動し、様々な楽しい体験ができるまちに、東京はなっていることでしょう。オープンデータの力を信じています。
松橋 賢一 氏
東日本旅客鉄道株式会社 総合企画本部システム企画部長
公共交通オープンデータ協議会としてこのような大きなコンテストを開催するのは今回が初めてでしたので、どのようなアプリ・アイデアが生まれるのか、ワクワクドキドキしておりました。そして、応募された作品をじっくり見させていただいた時の感動を一言で言えば、「私たち交通事業者では思いもつかない、絶対作れない!」というものでした。そこには、私たちが考えもつかないようなアイデアがたくさんあったのです。
受賞された作品を筆頭に応募された作品は、公共交通事業者の垣根を超えてデータ連携を実現したもの、既存のサービスにはないようなユーザーインターフェイスを提案したもの、公共交通を単に移動するためだけでなくそこに付加価値を与えてくれたもの、どれも本当にすばらしい作品でした。また、それ以上に、これだけ多くの方々が当社を含めた公共交通データに興味をもって、データを使って公共交通を盛り上げようとされていることに大変感激いたしました。
公共交通は、皆さまと共に作り上げていくものであることを再認識させていただく機会としても有用だったと思います。今後も、このようなコンテストを通じて皆さまとよりよい公共交通を作り上げて参りたいと思います。
このコンテストに取り組まれた皆さまに感謝申し上げます。ありがとうございました。
鉄道会社の公式アプリは便利で、アプリ間の連携も進んできています。
しかし、それぞれのアプリはバラバラになったパズルのようなもので、完成させるためにはいくつものアプリをダウンロードする必要がありました。
そこで、1つのアプリで全てを確認できるようなものを開発しました。
このアプリでは、以下の情報を提供しています。
また、鉄道会社の枠を超えて路線・駅間をサクサク移動できます。 東京の複雑な鉄道網を移動しながらいろんな場所を旅するのも楽しいかもしれません。
東京の大動脈である鉄道やバスなどの公共交通網の動作を、PC・スマホ上で動作する3次元地図に表示するソフトです。
従来の交通情報は駅・バス停の所在や路線図、時刻表等の情報が個別にまとめられていただけで、そこから必要な情報だけを抽出し、現実世界で起こりうる事象を想定する仕事は個々の利用者に委ねられてきました。これらの情報を有機的に結びつけ、現実世界に忠実な動作を再現できれば、より短時間に的確な情報伝達が可能になると考えた結果が、今回開発した3次元空間表示による「動く交通情報」なのです。
まるでドローンで撮影されたかのような俯瞰構図の臨場感は、静的な平面地図では到底味わえないものです。画面に映し出される乗り物の動きは時刻表に秒単位で合わせてあり、その意味では、動く時刻表とも言えるでしょう。実用性と趣味性を兼備した本作品は、国内外問わず、日常生活により大きな楽しみと可能性を提供できると信じております。
私たち「智恵の和」が提案するアプリ「Suiっ都くん」は、車椅子など介助が必要な方の公共交通機関、とりわけ鉄道の利用を今よりもスムーズにすることを目的としています。
車椅子利用者が鉄道を利用する場合、降車駅での介助者の準備が整うまで乗車することができせん。また乗車後に具合が悪くなったりして途中で降りたくなっても、介助の手配が無いため降りられません。
この原因として、乗車駅と降車駅との連絡に電話等が使われていることや、利用者と介助者との連絡手段がないことなどがあると考えました。この連絡のIT化を目指したアプリが「Suiっ都くん」です。 「Suiっ都くん」によって待機時間の削減だけでなく、利用者の移動状況の把握や介助人員の効率化、ボランティアの協力なども期待できます。
「Suiっ都くん」により、2020年東京パラリンピックの時には、世界中から来た障碍者がすいっと移動できる東京にすることが我々の夢です。
○ アイデア編
ドキュメント: http://sui10.tokyo/docs/sui10-idea.pdf
○ プロトタイプ編
動画 : https://www.youtube.com/embed/NT4pNh7q_3o
アプリ : http://sui10.tokyo/
マニュアル: http://sui10.tokyo/docs/sui10-prototype.pdf
プラットフォーム: WebApp
トイレファーストは、バス路線近くのトイレを探すことができるトイレ案内アプリです。鉄道の場合、駅構内を探せばトイレが大抵見つかりますが、バスの場合、バス停留所付近を探してもトイレはなかなか見つかりません。
本アプリでは、観光時や子供連れの方などがバスを利用する際、トイレが見つからず不便な思いをしないように手助けすることを目標としました。
今回は、渋谷駅を発着する都営バス路線を対象としています。
アプリの主な特徴は次の3つです。
動画 : https://www.youtube.com/embed/AGXOvIZChkY
アプリ : https://play.google.com/store/apps/details?id=net.caffeinecat.toiletfirst
マニュアル: https://lavacolle.cw503.net/toiletfirst/ToiletFirstManual.pdf
プラットフォーム: Android
Most visitors to Tokyo 2020 will know the location of venues they want to visit, but they may be confused about how public transport connects those venues to hotels and other amenities in the region. The goal of our application is to help visitors understand transport connections between the venues they want to visit, without displaying complicated details of exact timetables.
Conveyal can help people understand all the places they can reach by public transport, from any start point in the region. Our public application is Conveyal TAUI (https://tokyo-odpt.conveyal.com/), a website that shows how far people can travel within a given amount of time from a selected start point. It also shows how many destinations of a chosen type (in this example, hotel beds) can be reached within that time. If users select an end point, they can also see example routes of how to travel from their selected start to that end. They can also compare the 2018 public transport network with the planned 2020 network (e.g. including new BRT lines).
We combined public transport open data from Tokyo ODPT with open data from MLIT. The TAUI application was prepared using open-source, web-based software (http://conveyal.com/analysis). We estimated some timetables for operators that were missing data, and Conveyal Analysis allows the TAUI application to be updated easily as additional open data are published.
動画 : https://www.youtube.com/embed/cxMDzDYr-sg
アプリ : https://tokyo-odpt.conveyal.com
マニュアル: http://docs.analysis.conveyal.com/en/latest/
プラットフォーム: WebApp
トーキョーラインズは、東京近郊の鉄道・バスの路線図アプリです。スマートフォンが身近にある、今の時代ならではの路線図を作ろうと思い立ち、制作しました。このアプリは、真っ白な背景に出発地・目的地・経由地に近い鉄道とバスの路線を描きます。画面上で指を横に滑らせて、向かいたい方角へ向かう路線をひとつ選び、縦に滑らせて、乗り換える駅・バス停をひとつ選ぶ、そんなふうに使います。
目的地までの最短ルートを示す機能はありませんがその代わり、いつもと違うルートも遠回りのルートも、省いたり、隠したりせず、あらゆる選択肢を示します。その一方で、求められている情報だけを分かりやすくシンプルに提示する、そんなアプリを目指しました。
今日はちょっと遠回りしたい、そんなあなたのためのアプリです。
動画 : https://www.youtube.com/embed/rUA22G9DtfY
アプリ : https://itunes.apple.com/us/app/tokyolines/id1358352348?l=ja&ls=1&mt=8
マニュアル: http://www.coco-metro.net/tokyolines
プラットフォーム: iOS
「最寄り駅AR表示アプリ」は、歩行移動者へ最寄り駅までの情報を提供するWebアプリです。ユーザーの現在地から最も近い鉄道駅について、駅名、方向、鉄道会社名、路線名、おおよその距離をカメラ映像上にリアルタイムでAR表示します。ユーザー側での操作は一切ありません。Webページを開くだけで利用できます。
初めて訪れる旅行先など、慣れない土地での移動は不安がつきものです。
そんな旅行者にとって鉄道駅は列車の乗り降り場であると同時に、周辺情報と移動の基点を与えてくれる重要な場所です。
このアプリは、自分と最寄り駅までの位置関係を感覚的に掴むことで、少しでも旅先での不安を和らげてくれるようなアプリを目指しました。
動画 : https://www.youtube.com/embed/5DCZ36Qiqu0
アプリ : https://sub-webservice.ssl-lolipop.jp/
マニュアル: https://sub-webservice.ssl-lolipop.jp/text.pdf
プラットフォーム: WebApp (mobile)
開発の動機:
電車に遅延が生じると、駅の改札口付近では、遅延報告書をもらおうと大勢の人で混雑します。
ただでさえ遅延で混雑しているのに、更に混雑...。
この状況を解消する良い方法はないかと思っていたのが開発のきっかけです。
ユーザーの利便性:
遅延報告書を入手するため、駅員さんを探したり、鉄道事業者のWEBサイトにアクセスする必要がありません。
LINEのBotとして動作するので専用アプリが要りません。
使い慣れたLINEなので操作に迷いません。
事業者メリット:
遅延報告書の配布業務を削減できます。
操作が単純なので導入や教育コストを削減できます。
遅延情報だけなく、Botを介して振替輸送の案内など、様々な情報の配信に活用できます。
動画 : https://www.youtube.com/embed/1hJHurUbTnY
アプリ : https://www.slideshare.net/sukodai/spalo/
マニュアル: https://www.slideshare.net/sukodai/spalo/
プラットフォーム: LINE Bot
電車に乗った瞬間から降りる瞬間までぴったり長さを合わせて音楽を聴くとどんな音楽体験が得られるでしょうか?例えば、都営三田線の日比谷駅から神保町までの所要時間4分10秒ぴったりに楽曲を聴くのです。
検証のため、東京公共交通オープンデータから駅間所要時間を算出し、音楽配信サービスであるSpotifyのWeb APIを使って所要時間と長さが合致する楽曲を再生するプロトタイプアプリを開発しました。
都営地下鉄各線でフィールドテストを実施した結果、降車時にぴったり再生を終わらせることはなかなか難しかったですが、一回だけぴったり再生が終わったときは、世界の切り替わりを強く感じる体験が得られました。
また、この「楽曲が終わった=電車を降りた」タイミングで駅ナカ情報を提示できれば、シームレスに利用者の買い物、食事などのニーズに応えられ、利用者の満足感の向上と共にビジネスチャンスの創出にもつながっていきます。
ドキュメント: https://drive.google.com/open?id=1E4pjY44meP8OGykrohONi6QXxRlpe3Cu
Swite(スワイト)はちょっとした隙間時間に観光できる場所を提案してくれるアプリです。
Switeを起動すると、位置情報をもとに近くの観光地の写真が表示され、写真を左右にスワイプすることで「行きたい(LIKE)」「行きたくない(NOPE)」を選択できます。
LIKEを選択した観光地はリスト形式で確認でき、詳細情報や行き方を表示してくれます。
2020年東京オリンピックに向け、多くの外国人観光客が日本に訪れることが予想されます。
そのため、
などの特徴を持たせることで、気軽に東京を観光していただき、東京の魅力をよりアピールできればと思いこのアプリを開発いたしました。
動画 : https://www.youtube.com/embed/_h9QAgtow_g
アプリ : https://play.google.com/store/apps/details?id=com.spotsfront&hl=ja
マニュアル: アプリに埋め込み
プラットフォーム: Android
近くに駅やバス停があるけど、どこに行けるのかな。通勤で使っている路線以外はよく分からないから利用したことがない。乗車中に途中停車駅が分からなくて不安になる。東京交通案内アプリは、そんな方への情報提供アプリです。
起動すると付近の駅やバス停を表示します。素早く確認が出来るように一覧表示としていますが、地図表示も出来ます。駅やバス停から一つを選択すると、路線図・時刻表・沿線観光地表示に切り替わります。路線図を眺めるだけでも、多様に発展した東京の公共交通の奥深さを感じることが出来ます。沿線観光地では今まで行ったことが無い場所に出会える絶好の機会です。
東京交通案内アプリは、通勤などで普段利用している路線以外へ興味を持ってもらうためのアプリです。鉄道とバスを同列に分かりやすく表示することを心がけました。もっと東京の交通を知ってもらい、更に利用してもらうために情報を発信します。
動画 : https://www.youtube.com/embed/qEUC4mibFQg
アプリ : https://itunes.apple.com/jp/app/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E4%BA%A4%E9%80%9A%E6%A1%88%E5%86%85/id1355578255?mt=8
マニュアル: https://tokyokotsunavi.jimdo.com
プラットフォーム: iOS
PHOTO ROUTE SEARCHをご利用いただくことで、訪日外国人観光客が目的地までの公共交通経路情報を取得する際のストレスを無くします。経路情報案内サービスを利用する際の文字入力を無くし、画像データのみから「目的地までの経路情報」、さらには「観光地情報」、「観光地周辺情報」までも案内をすることで、ストレス無くスムーズに目的地まで辿り着けるだけでなく、より楽しい日本観光を提供します。
PHOTO ROUTE SEARCHはユーザーインターフェースからの入力を、SNS等から取得した画像データのみの入力で実現することで、文字入力を極力減らし、最寄り駅から目的地までの経路情報を取得する流れを簡略化したスマートフォンアプリです。また、「画像データはあるが、観光地名称が分からない、読み方が分からない」といった場合でも、目的地までの経路情報を取得することができ、日本語が苦手な訪日外国人観光客のストレスを軽減出来ます。
ドキュメント: https://drive.google.com/file/d/16n0eI968Ztq36T1LViV2xAg4iaj35Ww4/view?usp=sharing
そんなコンセプトで開発したサービスがBus Tripです。
東京には私達の知らない魅力的なスポットやおいしいお店、地元の人しか知らない特別な場所が沢山あります。このサービスは今いる場所を起点にあなたのためだけに半日周遊のミニツアーをAIがリアルタイムで提案してくれます。あとは都バス一日乗車券(500円)を使って新しい探検に出発するだけです。
特に都市部では駅を中心に開発が進み移動の中心も電車という事が多いですが、バスで移動することで、いつもとは異なる時間の流れを感じ、東京という街の魅力を世界中の人にも知ってもらいたいという思いで作りました。
このサービスをきっかけにして地域経済の活性化にも繋がればと考えています。
動画 : https://www.youtube.com/embed/ayvF5Q2KXtQ
アプリ : https://play.google.com/store/apps/details?id=org.odpt.tokyochallenge.bustrip2018
マニュアル: https://docs.google.com/document/d/1Ldq_qNZtSTIzV59blvXKuJLhO4opcx_ibha0woqBWcs/edit?usp=sharing
プラットフォーム: Android
東京のバス事情は複雑で分かりづらいと言われています。今回私たちはバスでの移動を分かりやすくするためにAR技術を使い、iPhoneアプリ「バスナビAR」を開発しました。ARとは、現実の風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示する技術です。
目的地に向かう際の移動手段において、バス停の場所がすぐに分からないため、徒歩を選んだ体験がありました。その点が解決したらバスを利用する機会が増えるため、移動が楽になると考え開発しました。
現在地周辺のバス停から目的地周辺のバス停までのバス経路を探索します。経路の候補がある場合に、乗りたいバス停までARで案内することができます。ARを利用することでバス停がどこにあるかをより現実に沿って、表示されるためわかりやすい案内が可能になると考えています。
バスでの移動には是非、当アプリをご利用ください。
動画 : https://www.youtube.com/embed/hMVJghCb55Q
アプリ : https://itunes.apple.com/us/app/%E3%83%90%E3%82%B9%E3%83%8A%E3%83%93ar/id1354289890?mt=8&ign-mpt=uo%3D4
マニュアル: http://blog.val.co.jp/2018/03/ar.html
プラットフォーム: iOS
東京に初めて訪れる人は、見慣れない風景、複雑で広大な駅、満員電車などに戸惑い、常に緊張して駅を利用することになります。また、高齢者、障がい者もバリアフリーの道順を見つけるなど苦労が多いのが現実です。
こういった人のために、GPS、列車ロケーション情報、パブリックタグを用い、さらに駅構内にビーコンを設置することにより、以下のような機能があるアプリを提案します。
ドキュメント: https://docs.google.com/presentation/d/1hHstY4HxxlLewoS-TZHo-pMK5ENnEE0ALLm-IBbmExE
日常的に電車に乗っていても普段降りない駅には、まだ気づいていない素敵スポットがたくさんあります。とはいえ、何があるかもわからない駅で降りるというのは勇気がいるものです。そこで、そういった降りない駅にある素敵スポットを簡単に見つけて、手軽に寄り道ができるように本アプリを開発しました。
寄り道Naviの主な特徴は2つあります。
寄り道Naviを使うことで、いつも使っている電車がもっと楽しくなるでしょう。
動画 : https://www.youtube.com/embed/t2cVlhF45hE
アプリ : https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.s_nishimaki.yurimichi_navi
マニュアル: アプリに埋め込み
プラットフォーム: Android
現在、電車は日本を代表する交通機関の一つです。多くの人が利用する交通機関だからこそ、電車は非常に効果の高い広告媒体ですが、現在はポスターなどの静的広告が多く、動きによって宣伝効果を高める動的広告は数が少ないです。そこで、「東京の駅の魅力を知ってもらうこと」を目的に、電車の窓を使った「窓ビジョン広告」を提案しました。
窓ビジョン広告では、電車の走行中に車両の窓全体に、次の駅の人気観光スポット(渋谷のスクランブル交差点など)が写真で前から後ろへ流れるように映し出されます。写真はInstagram、Twitterなどで募集し、日替わりで投影します。また、通学・通勤者が多い朝の限られた時間帯では、お店の当日限定クーポンを窓に流し、そのクーポンを写真に撮ってお店で見せることで割引がされます。
本提案は、観光や通勤・通学に楽しさを加え『世界一複雑とも言われる「東京」の公共交通を誰もがスムーズに乗りこなせるようにすること』の手助けをします。
ドキュメント: http://matsuda.php.xdomain.jp/ad_using_train_windows.pdf
『MUTRAIN』は、東京メトロの運行状況とお気に入りの駅を組み合わせてメロディを生成する全く新しい形のシンセサイザーアプリです。このアプリは、東京メトロ9路線のリアルタイムな在線情報が取得できると同時に、電車が駅に停車している間、その駅特有のメロディが流れます。
駅は複数選択することができます。選択した駅に電車が停車していると、異なるメロディがミックスされ新しいサウンドを生成します。
サウンドは停車状況・選択した駅のぶん組み合わせがあり、あなただけのオリジナルサウンドを生み出すことができます。よく遊びに行く駅や通勤・通学に使う駅を組み合わせて、貴方だけのオリジナルサウンドを作ってみませんか?
メロディを組み合わせているうちに、知らない駅がいっぱい出てくるはず。メロディを作り終えたら、次は実際に地下鉄で新しい駅に行ってメロディと東京の街を楽しんでみてはいかがでしょうか。
動画 : https://www.youtube.com/embed/UKFYCpKcdSI
アプリ : http://www.mutrain.net/
マニュアル: https://drive.google.com/file/d/1AEtsmk2SBe9Dga0Ti91jwwZiSNHoFo4X/view?usp=sharing
プラットフォーム: WebApp (Google Chrome)
エレベーターが必要な人、空いているルートで移動したい人、助けが必要な人…
いろんな人が利用するから、乗換へのニーズもそれぞれ違うはずです。
しかし、現行の乗換案内アプリはそういう部分を柔軟に反映してくれないですよね。
「ユニバーサル乗換サポート」は公共交通を使う人のニーズに合わせて最適な乗換をサポートします。
駅の利用者数や施設情報などのオープンデータからその人に合わせた最適な乗換を提案し、さらに車イスなど支援が必要な方がアプリから駅員さんにお願いできるようにすることで、誰でも公共交通で行きたいところに気軽に行ける社会を目指します!
ドキュメント: https://1drv.ms/p/s!Ar9V-4HTPFENgU_nm2t4_ES1SfwT
急いでいる時、目の前で電車が行ってしまったらどうでしょうか。「あ、行ってしまった」とため息をつきます。ストレスが生まれます。私たちのアプリは、快適でスムーズな移動に貢献できます。
このアプリの特徴は主に2つです。
1つ目は、既存の「カレンダー」機能にプラグインすることで、現在地から目的地までの詳細を掲示します。予定を瞬時に入力するカレンダーを利用することでアプリ画面上での入力の必要がなくなるのです。
2つ目は、自分が乗りたい電車に間に合うか、間に合わないかを判断し通知をする事です。通知は、音やバイブで行います。これは歩きながらでも気づけるようにし、歩きスマホの危険を軽減できます。
Smooth transfersで、ただ目的地に早く着くだけではない、スムーズで気持ちの良い一日をあなたに。
ドキュメント: https://www.dropbox.com/s/s6s62lc7llgts3y/DesignDocument_v1.pdf?dl=0
最近、様々なメディアで偽情報が問題になっています. SNSではボットよりも人間が自然に偽情報を増強して拡散してしまうことや、正しい情報よりも偽情報の方が早く広く伝わってしまうことが指摘されています。偽情報を人力で検証しようとしても、膨大な情報を精査する時間がありません。SNSのような分散メディアの可能性を考えた時、偽情報を減らす自律制御を行う必要があります。
そこで本提案では、公共交通オープンデータ自体が持つ信頼性を担保にしたウェブ情報の自動検証システムを提案します。具体的には、電車、バスや航空機の遅延や事故に関するツイートを収集し、その内容が正しいことを自動的に承認するシステムを考えます。公共交通APIから得られたデータと一致する内容のツイートを専用アカウントからリツイートすることで、その情報を承認します。これにより情報の真偽をいち早く確認でき、異常事態へ迅速に対応できます。
ドキュメント: https://drive.google.com/file/d/1FZLIJ0WhjC_CuL3wjkX_5L5pwIb-TC0-/view?usp=sharing
Dokoiku?は、今いる場所から次行く目的地を簡単に検索を行い、目的地までの行き方を付き添うように案内する行き方コンシェルジュアプリです。
日本の交通機関は複雑で、経路が表示されるだけでは、目的地まで行けるか不安に思う方が多いと思います。
その不安は、経路を提示するだけではなく、現在の情報を踏まえた案内をお客様に提示するような付き添うような案内によって解消できると思い、本アプリの企画、開発に至りました。
従来の乗換案内の経路に、公開された「列車の在線位置」などのデータを紐付けることで、現在の情報を踏まえた案内が可能になります。
そんな案内の実現によって、遅延情報や構内のアナウンスなどから今後の動きを予想することがなくなり、アプリを頼りに移動するだけで、目的地まで不安なく向かうことが出来ます。
公共交通機関を不安なく使える世の中を創る第一歩目として、Dokoiku?が新しい乗換案内の形を提唱できればと考えています。
動画 : https://www.youtube.com/embed/-t-C6-ifbgk
アプリ : https://itunes.apple.com/us/app/dokoiku/id1350647678
マニュアル: https://drive.google.com/open?id=1CTxm9EQV7WlcCMbbK_7rwOktAAp6U8oo
プラットフォーム: iOS
東京には古くから慕われる多くの観光名所から、国内のみならず、国外からも注目を集めるポップカルチャーの発信地まで、性別や世代、国籍を超え愛され、鮮やかな思い出を添える場所が数多く点在します。
そんな東京観光に欠かせないのが、鉄道での移動。現在、東京を訪れる外国人観光客の約8割が鉄道を利用すると言われています。世界有数の定時性、緻密な路線網を持つ鉄道も東京の誇るべきカルチャーの1つです。
そこで、LOG TRIPでは東京での乗り換えも思い出の1つにできるような仕掛けを作りました。降り立った駅とその地で撮った写真を選ぶだけで、利用した路線のラインカラーを補完して、思い出の1枚を作ります。初めて来た都会は降りる駅を間違えそうになるけれど、乗り換えをすればするほど、旅はもっとカラフルになる。LOG TRIPでカラフルな旅の思い出を記録してみませんか?
動画 : https://www.youtube.com/embed/5G5hTIzwqyM
アプリ : https://itunes.apple.com/jp/app/log-trip-tokyo/id1356943727?mt=8
マニュアル: アプリに埋め込み
プラットフォーム: iOS
「日々の生活が楽しくなるものを創る」というテーマを持つ私達は、オープンデータを活用して「公共交通機関で移動中に東京のさまざまな場所や物や人の魅力に出会う」アプリを制作しました。
路線系統情報・駅情報とGPS位置情報をベースに、列車ロケーション情報を利用して乗車中の列車を推定し、アプリ上の走行位置を進行させますので、アプリを起動して公共交通機関に乗れば、走行位置が表示され、関連した情報をゆるやかなプッシュにより知ることができます。
情報は随時更新可能で、例えばオリパラ開催期間なら、近くの競技場やパブリックビューイング等の情報供給を想定しています。
今回は、主に自社開発の山手線沿線情報を使用した「山手線版」として制作し、あわせて東京都の広域避難場所情報を山手線に紐づけて編集することで、避難場所も意識できるようにしました。
今後、オープンデータ整備の仕組み作りにも取り組めればと考えています。
動画 : https://www.youtube.com/embed/KVQDxAv-M_k
アプリ : https://itunes.apple.com/us/app/tokyo%E5%AE%9D%E7%AE%B1-%E5%B1%B1%E6%89%8B%E7%B7%9A%E7%89%88/id1355466080?l=ja&ls=1&mt=8
マニュアル: http://www.kuroneko.qolpapp.com/ZZTOKYO/QOLP-Tokyo01-manual.pdf
プラットフォーム: iOS
本作品は、特定のバスと電車のデジタル遅延証明を発行するWebアプリケーションです。現在、既に鉄道会社が提供している遅延情報提供サービスがありますが、これにはいくつか問題点があると考えました。今回注目したのは、既存のサービスが「個々の列車の遅延時分を証明するものではなく、その路線で発生した最大の遅延時分を証明するものにすぎない」点、「証明書発行者が乗車していたことを証明するものではない」点の2点であり、これを本作品では解決しようと試みました。
実際に実現した機能としては、個々の列車ごとの走行記録と遅延時間をスムーズに取得し、表示できる機能と、端末のGPS情報から近くを走っている電車またはバスの遅延証明書のみを発行できるようにした機能です。これらのうち、走行記録のデータや現在走行中の電車またはバスの位置情報のデータなどを本コンテストが提供しているAPIを利用して取得しました。
動画 : https://www.youtube.com/embed/hgiQNZ5rcp8
アプリ : https://azure001.koshizuka-lab.org/takeshi/main.html
マニュアル: https://azure001.koshizuka-lab.org/takeshi/App_man.pdf
プラットフォーム: WebApp
● アプリ概要
MICHIKUSAは出発駅と目的駅の2つを入力するだけで、その2点間の駅周辺の観光地をSNSと機械学習によってレコメンドしてくれるアプリケーションです。
● 開発動機
東京にはたくさんの観光地があります。地方出身の私たちは、「初めての土地でどこへ行けば良いかわからない」、「目的地への到着までに時間が余ってしまった」という経験をすることがありました。このような問題を解決するために「MICHIKUSA」を制作しました。
● 特徴
観光地レコメンドページでは、「マップ」「SNSの関連口コミ」「機械学習による観光地の評価」が表示されます。中でも機械学習による観光地評価は観光地に関するSNSデータを元に算出されています。このアプリケーションを利用したユーザーが観光地についての情報をSNSに投稿するほど、MICHIKUSAは多くの情報を利用できます。それにより、このアプリケーションはさらに評価精度が向上し、進化していきます。
動画 : https://www.youtube.com/embed/oNtmaN4SQ9g
アプリ : https://michikusa-tokyo.herokuapp.com/
マニュアル: アプリに埋め込み
プラットフォーム: WebApp
『対話型UIによる鉄道運行情報提供サービス「鵠沼ゆい」』は、LINE株式会社の提供する「LINE」のテキストチャット機能をプラットフォームとした、キャラクターがユーザーとの自然なコミュニケーションを通じて鉄道運行情報を提供する新しいサービスです。ユーザーが運行情報について尋ねるメッセージを送信すると、キャラクターが当該路線の運行情報を返信します。また、AI(人工知能)による自然対話エンジンと連携しており、ユーザーとの簡単な雑談にも対応しています。
本サービスは、専用アプリではなく普及の進んだ無料チャットアプリのプラットフォーム上でサービス展開を行うことで、利用者の気軽な導入を可能にしています。また、オープンデータの統一フォーマットの活用により社局をまたいだコンパクトで均質なサービスを実現しています。そして、親しみやすいキャラクターとの対話型のサービスにより、公共交通を身近に感じていただくことを可能にしています。今後は外国語対応なども含め、実際の現場でより多くの方に役立てるようなサービス展開を検討しています。
動画 : https://www.youtube.com/embed/4lwAJHQEyg0
アプリ : https://line.me/R/ti/p/%40xav1110n
マニュアル: http://web.sfc.keio.ac.jp/~s16660tn/yuimanual.html
プラットフォーム: LINE bot