本作品では、チャレンジで提供される首都圏鉄道路線の情報を基に構築した運行計画のシミュレーションを公開しています。利用者はこのシミュレーションを通して、首都圏の複雑な鉄道網の理解を深めその魅力を再発見することができます。
シミュレーション上では、実際の運行とは異なる駅に列車を停車させたり、列車の本数を増やしたり、車両の種類を2階建てに設定したりできます。シミュレーションは乗客の移動時間や駅での待ち時間、列車内の混雑状況等を予測し、利用者の設定した運行計画がどのくらい良いものになったかの評価結果を提示します。利用者は、最適な条件を探索して遊んだり、日ごろ気になっているサービス条件を設定してその結果を確認したりすることができます。
例えば混雑を緩和しようとすると移動時間が長くなってしまったり、車両の快適性を高めようとすると遅延が発生しやすくなったりする等、鉄道運行には様々なトレードオフがあることを発見できます。
トレなびV2は列車から駅への乗り換え列車表示を行うことができます。アプリの列車位置表示の画面上で自分が乗っている列車のアイコンをタップすることで、その列車のその先の駅と到着時間の一覧を表示します。その中から乗り換え駅をタップすることで、乗り換える列車の一覧と、各列車のその先の到着時間を表示します。実際に列車を乗り換えるような感覚で使用することができます。また、洗練されたUIで、駅の時刻表や列車の走行位置などを少ないステップで表示できます。
さらに我々は、列車の遅延が発生・回復する様子や、遅延が他の路線に与える影響を視覚的に理解する必要性があると考え、過去に発生した列車遅延のログから、遅延実績を可視化する手法を研究しています。可視化手法として、時間毎の遅延実績を列車位置表示の画面に色で表示するアプリや、地図上に複数路線の時間毎の遅延実績を色で表示し、時系列でアニメーションさせる表示を実装しました。
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